急性腰痛、いわゆるギックリ腰やその他、急性の強い痛みで当院に来られる患者さんから「特に原因はないのに急に痛くなった!」とよく伺います。
原因がないのに痛くなった?? 本当に原因はないのでしょうか?
私も5年ほど前、歩いていたら急に右肩甲骨の内側に強い痛みを感じ、その場にうずくまってしまった事がありました。
しかも同じ場所を痛めたのはその時初めてではなく、身体が疲れてくると度々痛くなる事があります。
痛みだけでなく高校生の頃、同じ場所に帯状疱疹が出た事もありました。
私も特に肩甲骨の内側を大きく痛めた記憶はないのですが、何故か疲れた時やストレスが溜まると痛くなる……。
一体何が原因なのでしょう??
このように、特に思い当たる原因はなくても度々、同じ場所に症状が発症する事を「生理的トラブル」というような表現で説明されますが、
要するに、その人の「ウィークポイント」に症状が出やすいという事。
私の場合は、右肩甲骨の内側ですが、ある人は腰痛として発症しますし、
ある人は頭痛。
または、胃や十二指腸に痛みを発症する人もいれば、便秘等、大腸に不調を訴える人もいます。
何故ウィークポイントがあるのか??
正確にはわかりませんが、恐らく本人が覚えてないだけで、過去に損傷したり、炎症を起こした事があるのではないか?と私個人的には考えています。
いずれにしても、ウィークポイントが悪さをする時は、大概交感神経が過剰に興奮して、身体が緊張状態になっています。
違和感を感じ始めたら、「身体が疲れているな?」と一つのバロメーターにして、興奮状態をリフレッシュする時間を作るのが良いかと思います。