顎関節症でお悩みの方へ

  •  口が大きく開かない。
  •  口を開ける時、片方の顎が痛い。
  •  顎を動かすと「ゴキッ」と音が鳴る。

このような症状が、顎関節症の特徴です。
特に女性に多く、場合によっては単純に顎の問題に留まらず、頭痛やめまい、首痛の原因になっている事もあります。

顎関節症の原因

顎関節症の原因は一般的に下記のようなものが多いといわれております。

  1. 咬み合わせが悪い。
  2. 睡眠中等、歯を強く喰いしばっている。
  3. 顎関節部にある「関節円板」がズレている。

噛みあわせが悪い、もしくは関節円板がズレていると何故顎関節が痛くなるのでしょう?関節円板がズレる事でどのような痛みのメカニズムが起こるのか、明確に解説されたものを個人的に見た事がありません。噛み合わせが悪い、もしくは関節円板がズレるというのはあくまで結果であって、顎関節の痛み本当の原因ではないと考えております。  

顎関節の痛みは顎周辺の筋肉の緊張

私の臨床経験では顎関節症は下顎骨~頬に分布している「翼突筋」の過緊張により、顎関節のズレや痛みを発症しているケースが最も多い印象です。

翼突筋が緊張を起こすと、下顎骨は内側に引っ張られますので、それにより顎関節は内側にズレてその結果として顎関節がスムーズに開かなかったり、開口時に「ゴキッ」と音が鳴ったりします。

歯科医院で治療を受けた事がある方は、マウスピースを作り就寝中着用するよう指導された方も、多いのではないでしょうか?しかし、その結果はいかがでしょう??

顎関節症を改善するには

痛みや開口障害は多くの場合翼突筋の緊張が原因となっていますので、緊張している翼突筋を緩めれば開口運動が左右均等でスムーズに動くようになり痛みも消失して行きます。また、ケースによっては翼突筋のみでなく咬筋や側頭筋の緊張が顎関節の動きを制限している場合もありますが、いずれにしても、硬くしこりがある筋肉の緊張を緩めれば痛みは改善していきます。

マウスピースの効果

顎関節症で歯科医院へ行くと、マウスピースを作るように勧められ、実際にマウスピースを作った経験のある方は多いと思います。しかし私の個人的な印象では、歯科医院でマウスピースを作り顎関節症が改善した例はあまり見たことがありません。痛みの原因を関節部にあると考え治療を組み立てても、良い結果は生まれないという事です。

まとめ

顎関節症はひどくなると、顎の痛みや開口障害だけでなく頭痛や首の痛みの原因になるケースもこれまでに診てきました。歯科医院や整体院等で治療をうけても一向に痛みから解放されないという場合は、痛みの原因について正しい処置が出来ていない可能性が非常に高いという事です。痛みの原因部位へ的確に施術を施せば、さほど時間も回数もかからないというのが、私の経験上の印象です。

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