昨日の椎間板ヘルニアに続いて、最近けっこう多いのが額関節のズレによる首の痛み。いくら頚椎を緩めても、緩みきらない……。
そんな時、額関節をチェックしてみると「パッキ!」というクリック音と共に、左右の顎関節が同時に開口しない、どちらかが遅れて開口する。このような状態の患者さんは、首、特に後頭部~上部頚椎にかけて硬くなっています。
顎関節がズレる原因は、外側翼突筋という筋肉の緊張が最も多いというのが、私の臨床経験から得た印象ですが、原因が解ってしまえば施術はさほど難しくありません。実際に外側翼突筋を緩めれば、顎関節の動きは左右均等になり、開口時に痛みを訴えていた患者さんからも痛みがなくなったと言われます。
何故、顎関節のズレが首の緊張を生んでしまうのか??これについては諸説あります。
顔面部には三叉神経という、その名の通り三叉に分かれて分布する神経があるのですが、この三叉が合流するところに、頚椎からの神経も一緒に合流するので、それが原因ではないか??と言われていますが私は正確にわかりません……。(知っている方いましたら教えて下さい!!)
ただ、顎関節を緩めることで頚椎部も一緒に緩むという事を、臨床の場で何度も経験しています。 なかなか首の痛みが改善せずお困りの方は、一度顎関節チェックしてもよいかもしれませんよ!