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だから痛みの原因じゃないってば!!

ここ1.2週間の間に腰痛で、病院にて椎間板ヘルニアと診断された患者さんが、続けて数名来られました。

中には過去に椎間板ヘルニアの手術を経験されている方もおりますが、手術後も痛みは改善していません。

何故改善しないのか??

以前、投稿した痛みのメカニズムの内容と少し重複しますが、今回は先ず、椎間板ヘルニアについて解説したいと思います。

椎間板ヘルニアとは…

我々の背骨は、全部で24個あります。その背骨を上下で連結しているのが椎間板です。

椎間板は「線維輪」という軟骨が形成していて、そしてその「線維輪」の中にゼリー状の「髄核」という組織があります。

この「髄核」が「線維輪」を破って突出し、背骨から出てくる末梢神経を圧迫すると、痛みや痺れの原因となると言われています

が!!

以前、ブログに投稿しましたが、痛みのメカニズムが明らかになった事で、神経圧迫が痛みの原因になる事は、極めてまれにしか起きないのです。
(神経圧迫で麻痺が生じる事はありますが、これも超レアケースです。)

突出した髄核が神経を圧迫しているのが痛みの原因なら、髄核を除去したら痛みが改善しないとおかしくないですか??

ただ、確かに手術で改善する方もいます。

その事について、数年前に受けたセミナーで、講師の整形外科医 加茂先生は「手術の際、全身麻酔をしますので、麻酔で筋肉の緊張が緩和された事が痛みの改善につながったのでしょう」と仰っていました。

つまり、髄核を除去する必要はなかったという事です…。

数年間、私のところに施術を受けた患者さんで、右足に痛みがあり、やはり病院で椎間板ヘルニアと診断された方がおりましたが、

髄核の突出は、なんと左側との事でした……。

椎間板ヘルニアが原因というなら、右足の痛みは右側に神経圧迫がないと説明つかないのでは……。

このように、椎間板が痛みの原因説は矛盾が非常に多いので、ほとんどのケースで痛みの原因ではないと私は思いますけどね…。