- 息を吸うと背中が痛い。
- 身体を捻じると片方の背中が痛い
- 背中を刺すような痛みが走る。
これらが肋間神経痛の代表的な症状で、肋骨に沿って走行している神経が圧迫されて痛みを出すと言われています。当院HPにて他の症状項目でも解説しておりますが、神経を圧迫しても痛みが発症する事は、極めて稀にしか起きません。
肋間神経痛の原因
神経組織は、圧迫されても痛みを発症する事はありません。骨折等を除くと、多くの肋間の痛みは、肋間神経を圧迫して痛いのではなく、肋骨と肋骨の間にある筋肉が過緊張を起こす事で痛みを出しているのです。
肋間神経痛を改善するには
肋骨の間にある3層の筋肉のいずれかに硬くなった筋線維を診つける事が出来ますので、その硬くなった筋線維の緊張を緩めれば、痛みはなくなります。
肋骨は脊柱~胸骨にかけて分布しているので、硬く動きの悪い背骨、場合によっては胸骨と肋骨の関節部、そして下部肋骨には横隔膜も付着していますので横隔膜の緊張も緩める事で、痛みの原因部位を根本的に解決致します。私の臨床経験では、比較的簡単に症状が改善する事が多い印象です。
病理的な原因がないのに、胸や背中、脇腹が痛む
肋間神経痛で来院された患者さんから、症状についてお話を伺うと、「心臓の病気なのかと思って内科に行ったら、問題ないと言われました。」 「肺や呼吸器に異常があるのかと思って、MRIの撮影をしましたが、異常ありませんでした。」 「肋骨を前に骨折した事があるので、また肋骨を骨折したのかと思ってX線を撮ってきましたが、異常はありませんでした。」 よくこのようなお話を伺います。
医療機関で内臓の働きに異常がみつからなければ、過度なご心配をされる前、当院で肋間に感じている痛みの原因を確認し、原因についてのご説明と共に、痛みのない状態に変化させ、それを体感して頂きます。