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頭痛の原因と一般的な治療法を解説

日本人の約3/1の方が頭痛持ちといわれ、とても身近にある症状の一つで、比較的男性より女性に多く診られます。

多くの場合、生命に危険がある程の原因が潜んでいる事はありませんが、生活には少なからず支障をきたします。 その為早めの対処と頭痛がおこらないコンディションに整えることが必要です。

当記事では頭痛の原因と、頭痛がおこらないコンディション維持について記載します。

頭痛の原因

頭痛が起こるメカニズムとして最も多いのが、肩~首~頭の筋肉の緊張によるものです。このメカニズムについては、腰痛や膝痛といった筋骨格系の痛みと同じです。

肩や首、頭部の筋肉が緊張する事で、部分的な酸欠状態になり、痛み物質の分泌がおこる。痛みは後頭部や即頭部に発症します。このようなケースでは、画像診断や血液検査では原因の特定が出来ません。

原因となる頭、首、肩の筋肉が何故緊張状態になるのか?

最も多いケースは、長時間同じ姿勢でいる事です。デスクワーク等で同じ姿勢をとり続けていると、次第に肩~首~頭の筋肉の緊張状態が持続され、その結果痛み物質の分泌がおこり痛みが生じる。更にそこに強いストレスとなるような精神状態が続くと、交感神経が興奮状態になり筋肉の緊張がますます強くなります。

実際に頭痛で来られた患者さんで、以前追突事故を受けた経験や、肩~首に物理的な負荷がかかる仕事を以前していたとか、そもそも首の筋肉が既にある程度硬くなっていた上に、長時間のデスクワークやストレス過多な日々を過ごしていたので、更に後頭部~肩までの筋肉が硬くなり頭痛が生じるというケースも少なからずいました。

その他の原因

よく頭痛持ちの方(特に女性)で薬を持ち歩き、痛みがでると薬に頼る事が習慣になっているとの話頻繁に伺いますが、頭痛薬を飲み続けるとそれが痛みの原因(薬物乱用頭痛)になる事があります。

アセトアミノフェンや非ステロイド性消炎鎮痛剤などの鎮痛薬を頻繁に長期服用すると、交感神経を興奮させてしまう作用があるといわれ、一時的に痛みはおさまっても、結果的に筋肉の緊張状態は更に強くなり、痛みの原因はますます悪化してしまうのです。なので、その場しのぎの為に薬を常備して飲み続けるのは、お勧め出来ません。

この他に、脳出血、髄膜炎等重い病が原因で頭痛が発症する事もありますが、これらの病が原因の場合は強い頭痛だけでなく、麻痺や意識障害が伴う事があります。そのため緊張性頭痛との鑑別という意味では比較的難しくないです。

症状

緊張性頭痛の症状は、肩~首、後頭部に締め付けられるような痛みが特徴です。特に緊張が強くなる夕方に痛みがでます。頭や首、肩が重い感じがする事もあります。

毎日頭痛になるケースはさほど多くないですが、元々肩~首の筋肉にしこりのような固まりがある場合、一定期間痛みが持続し、しかも何回も繰り返し発症するケースもあります。つまり、肩~首~後頭部の筋肉のコンディションによって症状の強さや頻度などに違いがあるのです。

一般的な治療法

頭痛への一般的な治療法を紹介します。

運動療法

肩~首~頭の緊張緩和に最も良い方法はつきなみですが、やはり運動という事になります。筋トレや有酸素運動はとても効果的です。筋トレによる毛細血管の増加、有酸素運動による体内酸素量の増加は肩~首の筋緊張緩和にとても有効なので、頭痛でお悩みの方に1番お勧めしたい方法です。 そして運動の継続はイコールコンディションの維持になります。

薬物療法

ロキソニンやバファリンといった鎮痛剤は、痛みや熱などを引き起こすプロスタグランジンを抑制する効果があります。しかし発痛効果を抑制するのと同時に胃や十二指腸など粘膜を保護する作用が低下し、胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの病気を引き起こしやすくなります。

どうしても痛みが耐えられないという時は、仕方がないとしても、薬を常備し痛みが出たらすぎに薬で抑えるという事が習慣になっているのであれば、見直す必要があるでしょう。

物理療法

首の牽引や超音波、温熱などが一般的な物理療法になりますが、良くてもその場しのぎ程度の効果な事が多いのではないでしょうか。

筋肉の緊張状態を緩和させ、頭痛のないコンディションに戻すには、あまり効果的な治療法とはいえないのが現実かと思います。それでも、多少は良くなる感じがするという方は、物理療法を続けてもかまわないと思います。

まとめ

長時間のデスクワークや一時的なストレスなどで発症する一過性なケースだけでなく、肩~首~後頭部の筋肉が元々硬くなっている事で頭痛を発症するケースもあります。このような場合、硬くなった筋肉をしっかり緩めないと、繰り返し頭痛を発症する事になるでしょう。

頭痛を引き起こしている根本的な原因はどのようなメカニズムなのかを見極めるには、やはり専門家に診てもらう必要があります。 頭痛薬等に頼らず痛みが一定期間続いている、もしくは繰り返し頭痛が発症する場合は、早めに知識と触診力のある専門家のところに行くのが最良です。