- 手首を曲げると痛い。
- 手を握ると腕が痛い。
- 家事をしていると、腕が痛くなる。
腱鞘炎と診断されて当院に来た患者さんからはよく、このようなお話を伺いますが、そもそも腱鞘炎とは何が原因で痛みを発症しているのか? あまりご存じの方は多くないなという印象です。
腱鞘炎とは…
指先の関節を動かす筋肉は前腕にありますが、手首の手前で「腱」という組織に変わります。この「腱」が浮き上がったり、バラバラにならないように「腱鞘」という筒状の組織があるのですが、「腱鞘」の中を通る「腱」が、摩耗する事で炎症を起こした状態を腱鞘炎といいます。
腱鞘炎の原因…
病院で腱鞘炎と診断されたという患者さんのお話を伺うと、腕~手首~指先までの間で痛みがあると、すべて腱鞘炎と診断されているケースが非常に多いす…。実際に、腱鞘の辺りに熱感と痛みを訴えている患者さんは、あまりいません…。
腱鞘炎を改善させるには…。
多くの場合、前腕の筋肉の緊張部位を緩め、手根骨、もしくは中手骨、基節骨、中節骨、末節骨いずれかの硬くなった関節を緩めれば、痛みは改善します。※リュウマチによる痛みの場合は病院にて処置をして頂くようお勧めしております。
腱鞘炎の再発を防ぐには…。
手は日常よく使う部位なので、強い痛みがある時は、腕の筋肉に負担をかけないようにする為、テーピングを貼って頂くよう指導します。テーピングを張るほど痛みが酷くなければ、ご自宅で出来るストレッチの方法をご指導致しますが、殆どの方が正しいストレッチのやり方をご存じないので、当院で正しいやり方を実践して頂き、ご自宅に帰ってからも、誤りがなく正しいやり方を身につけて頂きます。腱鞘炎と診断され、痛みやしびれでお困りな方、通常はさほど時間かからず改善する事が多いのであまり心配せず、一度当院にご連絡下さい!!