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とにかく痛みも早期治療が大事!

以前のブログでも投稿しましたが、痛みは慢性化すると、改善するのに時間がかかるし、何より、患者さん本人がとても辛い…。慢性化した痛みは、痛みの原因が患部だけでなく、中枢神経と脳の問題にまで発展する為、改善に時間がかかります。

20年前から腰痛を患っている男性の患者さんが当院に来られているのですが、この患者さんの腰は、ほんの軽く押しただけで痛みが右足に響く状態。本当に軽く押しただけで、痛みが腰~足に放散します。

これは、長年痛み信号が入り続けた結果、痛みセンサーである「ポリモーダル受容器」が、痛み刺激を何度も繰り返し与えられた為、反応閾値の低下、つまり刺激に対する許容範囲が非常に低くなっている為に起こります。

以前のブログにも投稿しましたが、痛みセンサーの「ポリモーダル受容器」は神経線維の末端部に分布しているのですが、痛みの原因部位から出る発痛物質がポリモーダル受容器に触れると、痛み信号が脳へ向けて発せられるカラクリになっています。

しかも、長期間その状態が続くと、ポリモーダル受容器は「反応性の増大」、「受容野の拡大」、「自発放電の増大」、つまり少ない刺激に対しても反応し、しかも痛みを増幅してしまうという特徴があります。

このような状態になると、急性腰痛のように、患部だけ緩めれば解決するというわけにはいきません。
幸い、当院に来られている患者さんは、経過が順調に行っていますので、改善の兆しが見えるのですが、そもそも20年前、最初の処置が正しければ、今の状態は防げたはず。
この患者さんは、「椎間板ヘルニア」と診断され、手術をしているのですが、突出した椎間板を除去したにも関わらず、痛みが改善しないという事は、ヘルニアが原因ではないという事。

つまり最初の処置が間違っていた為、痛みが長期化してしまったという事です。

腰痛が発症してから早い段階で患部を緩め、発痛物質が分泌されない状態に改善させれば、痛み信号は出なくなり、慢性化を防ぐ事ができます。

とにかく痛みも早期治療が大事です!!